ホーム山形銀行について頭取メッセージ

頭取メッセージ

山形銀行の目指す姿

長谷川吉茂

平素より山形銀行をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

さて、当中間期における国内経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大をうけて急激に悪化し、厳しい状況となりました。コロナ禍による国内外需要の縮小から企業の生産活動は急減し、企業収益がリーマン・ショック以来の落ち込みとなるなか、設備投資も減少傾向となりました。こうしたなか、雇用・所得環境は、一定の底堅さを維持しつつも、雇用過剰感の高まりから徐々に悪化し、不要不急の外出を控える動きも相まって、個人消費や住宅投資は弱含みとなりました。

県内経済につきましても、新型コロナウイルス感染拡大の動きは限定的でしたが、企業の生産活動は、国内外の需要縮小や取引停滞などの影響をうけ、主力の電子部品・デバイスをはじめ多くの業種で急減し、設備投資も弱い動きとなりました。また、製造業だけでなく小売業やサービス業でも求人数が急減するなど、雇用・所得環境が弱い動きとなるなかで、個人消費や住宅投資も弱含みとなりました。生産や消費については、国内・県内経済ともに6月以降持ち直しに転じる動きがみられますが、総じて低水準にとどまっております。

こうした状況を踏まえれば、地域金融機関として、地方創生や地域経済の活性化に果たすべき当行の役割は一層重要性が高まっているものと認識しております。特に、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけた企業のみなさまの資金繰りや経営改善・事業再生支援につきましては、最優先の課題と捉え全力で取り組んでまいります。

また、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが求められているほか、マネー・ローンダリングやテロ資金供与の防止、サイバー攻撃に対するセキュリティ強化への対応など、経営管理態勢強化に引き続き取り組んでいく必要があります。

2018年4月よりスタートした第19次長期経営計画「《やまぎん》未来をつくる~Vision for 2020~」(2018年度~2020年度)は、残りわずかとなりました。「お客さま」、「地域」、「当行」の未来をつくるため、山形の発展に責任を持つ「ベストパートナーバンク」を目指し、関連会社を含めた当行グループが一丸となって、企業のみなさまへの幅広い事業支援や、個人のみなさまへの安定した金融サービスの提供、資産形成支援に取り組んでまいります。引き続き、地域経済の発展とお客さまのニーズにこだわったビジネスを展開し、来年度から始まる次期長期経営計画につなげていきたいと考えております。

みなさま方には、今後とも温かいご支援と変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。

2021年1月