山形に住むBOOK2020

庄内エリア

地域資源を見つめ直しデザインされたまち

港町文化が残る酒田と、レトロな雰囲気の城下町・鶴岡。
2つの街が中心となるエリアで、出羽三山や海山の幸が人気です。

「世界が憧れる酒」を目指して遊佐町生まれのウイスキー

山形県遊佐町でウイスキーをつくる『遊佐蒸溜所』。
「世界が憧れる酒」を目指し、2018年に誕生したばかりの新しい蒸留所です。遊佐ウイスキーの魅力はなんといっても、鳥海山麓の清らかな伏流水で仕込んだ澄み切った味わいと、豊かなフレーバー。お客さまに楽しんでいただく2023年の販売開始に向け、現在樽の中で静かに熟成しています。蒸留所を営むのは、長年山形で焼酎を製造・販売してきた『金龍』。焼酎と同じく蒸留酒に分類されるウイスキーに着目し、本場・スコットランドから職人を呼び技術を学ぶなど、情熱とこだわりを込めて“遊佐でしかつくれないウイスキー”を育てています。

with やまぎん

蒸留所設立にあたり、メインバンクである当行にご相談いただきました。多方面にわたる調査を行ったうえで、当行からのご融資だけでなく、国や町の補助金制度の情報をご提供することが最善と判断し、ご提案。結果、さまざまな補助金と当行のご融資を活用いただくこととなりました。ウイスキーは、販売できる製品になるまでに時間がかかります。2023年頃を見込む販売の際にも、また最適な情報をご提供できるよう、しっかりと準備を進めていきたいと思います。

補助金活用に際して山形銀行から提示された情報やアドバイスはとても参考になりました。長年メインバンクということもあり、意思疎通がスムーズだったことを覚えています。山形銀行は、経営資金の相談先としてはもちろん、当社のシンクタンクとしての役割が大きいですね。
なんでも相談できる存在、切っても切れないステークホルダーだと思っています。

株式会社金龍 代表取締役社長佐々木 雅晴 様

SHOP INFO

遊佐蒸溜所(本社連絡先)

  • 酒田市黒森字草刈谷地180-1
  • 0234-92-4567
  • 土・日曜、祝日、年末年始など

アクティビティから普段用まで多彩なウェア&ギアを提供

酒田市内でアウトドアアイテムを購入するなら、広い店内に多彩なアイテムを揃える『モンベルルーム酒田店』へ。
登山用のウェアやギア、カヌー、自転車なども展示しているほか、アクティビティの相談にも乗ってくれる、頼もしいショップです。運営しているのは『とがしスポーツ』。もともとスポーツ用品店『とがしスポーツ』を経営していた当社が、2013年に「モンベル」と提携し、「モンベルルーム」としてリニューアルオープンしました。
アクティビティ用としてはもちろん、普段着用としても取り入れやすい機能性やデザイン性に優れたウェア&ギアが豊富に並びます。

with やまぎん

当社の佐藤社長が、NPO法人元気王国の理事長として環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」を運営されていた際、イベント協賛させていただいたのがファーストコンタクトです。その後「モンベルルーム」開店に向けてのご相談を承り、ご融資や情報提供でサポートさせていただきました。佐藤社長は、酒田市産業振興まちづくりセンター「SANROKU」コンシェルジュなど多方面で活躍されているので、当行も多角的なサポートを今後も続けていきます。

「モンベルルーム」の企画からリニューアルオープンまで、実は半年ほどしかありませんでしたが、当時の担当行員の方の対応が素晴らしく、無事にオープンできました。親身になってくれて、なんでも相談できる存在だったんです。
今もやまぎんの情報量やスピード感は信頼しています。
今後も1番はじめに相談しますので、よろしくお願いしますね。

有限会社とがしスポーツ 代表取締役社長佐藤 香奈子 様

SHOP INFO

モンベルルーム酒田店

  • 酒田市こがね町1-10-4 とがしスポーツ内
  • 0234-24-5255
  • 水曜、元旦

生産者と消費者を結ぶ料理を “庄内イタリアン”レストラン

皿の上に広がるのは、庄内への想いと大地への感謝を込めた物語。県内外からのリピーターを増やし続ける「アル・ケッチァーノ」は、庄内の生産者と消費者をつなぐ“庄内イタリアン”のレストランです。
2000年のオープン時には奥田政行シェフを中心に“家族で営むレストラン”でしたが、首都圏からも注目を浴び、瞬く間に“予約のとれない人気店”に。現在は法人化し、株式会社オール・ケッチァーノとして、北海道から広島まで全国に16の直営店・プロデュース店を展開しています。
「全国にアル・ケッチァーノの血が根づくように」という奥田氏の思いは、大きな実を結び始めています。

with やまぎん

奥田シェフを取り上げたテレビ番組を見た当行の行員がその情熱に感動し、訪問したところからお付き合いが始まりました。当時ちょうど、法人化や銀座への直営店出店など、事業拡大を検討されていた時期で、ご融資やシステム導入のご提案をさせていただきました。現在も引き続き、ネットバンキングや各種システムのご紹介を行っています。お客さまの思いを結実させるための手段を一緒に考え、目的達成まで伴走することは、他行に負けない得意分野です。

融資という基本業務はもちろん、当社の若いスタッフたちにもお金の使い方・動かし方など、経営の基礎を教えてくれるやまぎん。普段から顔を出してくれるし、事務的なフォローも積極的にしてくれるので、とても心強い相談相手です。
消費者、お店、生産者のつながりを大切にする当社にとって、やまぎんは欠かせない仲間になっています。

株式会社オール・ケッチャーノ
取締役・ゼネラルマネージャー 齋藤 千一郎 様
取締役 奥田 みつよ 様

SHOP INFO

アル・ケッチャーノ

  • 鶴岡市下山添一里塚83
  • 0235-78-7230
  • 月曜(※月曜祝日の場合、翌火曜日休み、冬期間休みあり)

風の強い「地の利」を活かし風力発電事業に参入

1899年(明治32年)に金物商として創業し、建設資材等の卸会社として発展してきた『加藤総業』。
2002年頃より、地域と環境への貢献を目指し、日本海の強い風を活かした風力発電プロジェクトに取り組むようになりました。2005年、最上川河口部で最初の事業を立ち上げ、その後酒田市と遊佐町の沿岸部に事業を展開し、2017年の『ゆざウインドファーム』による新設3基を合わせ16基の風車を建設しました。
今後、庄内町でも農山漁村再生可能エネルギー法による事業を計画中です。同社が牽引し続ける風力発電事業は庄内エリアを中心に広がりつつあり、洋上風力への展開も期待されます。

with やまぎん

事業を行う際の資金調達には2つの方法があり、その企業全体の信用力や財務力によって資金を調達する「コーポレート・ファイナンス」と、特定事業の収支のみをもとにして借り入れを行う「プロジェクトファイナンス(以下、PF)」です。3基の風力発電事業のために立ち上げた特別目的会社である『ゆざウインドファーム』は、このPFの手法を県内初の全額一行融資という形で実現した、まさに先進的な事例です。「地域の風を、地域の事業者が、地域のお金で」。その事業化をお手伝いできたことを、とても誇らしく思います。

創業当時からメインバンクである山形銀行は、最も大切なパートナーです。何か新しいことを始めようとする際には、必ず相談します。ここ数年は特に、確実性の高い事業に融資するだけでなく、一緒にチャレンジしてくれる銀行になっていると感じます。これから先も、中小企業の挑戦の支えになる、地元ならではの銀行であり続けることを期待しています。

加藤総業株式会社 代表取締役社長加藤 聡 様

SHOP INFO

ゆざウインドファーム

  • 酒田市東町1-1-8
  • 0234-23-5411
  • 土・日曜、祝日、年末年始など
  • 「産・学・官・金」連携

    山形成長戦略プロジェクトは、2013年、県内GDP増強と県内雇用の創出を目的に、「産・学・官・金」連携をコーディネートするため立ち上げられました。鶴岡市では、慶應義塾大学先端生命科学研究所を中心とする「バイオサイエンスパーク」構想を推進。新しく参画を考えているベンチャーの起業支援、周辺の環境整備支援、事業進行に必要なビジネスマッチングなどを通し、将来を見据えたまちづくりのサポートを行っています。

  • ヤマガタデザイン

    はじまりは、ヤマガタデザイン株式会社の山中社長からいただいた「鶴岡市のサイエンスパーク未開発地域の開発推進のためには、研究者が長期滞在できる拠点を造らなければいけない」とのご相談から。東京から鶴岡に移住し、ヤマガタデザインを立ち上げた山中社長は、ホテルを起点に、農業、教育、アートなどの視点から「地域をデザイン」するパイオニアです。山中社長からいただいたご相談は、当行の「山形成長戦略推進室」が掲げる「ゼロからイチを生み出す」というテーマと合致していることを確信し、ホテルオープンに必要な情報提供や補助金制度のご提案を行いました。

  • スイデンテラス

    当行がサポートさせていただきオープンしたのが、水田の真ん中に浮かぶ『SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)』。山形庄内を象徴するランドスケープの一つ「水田」から着想を得た、「自然体で過ごす」宿泊滞在複合施設です。客室内には、ビジネスホテルの2倍近い幅のベッド、機能的な収納スペースを備えるほか、天然温泉のスパ&フィットネス、多ジャンルの本が揃うライブラリーなど、長期滞在でも窮屈さを感じさせない仕組みがふんだんに取り入れられています。

まだ何者でもなかった自分の話を、山形銀行は真剣に聞いてくれました。
今まで抱いていた銀行に対するイメージが、大きく覆りましたね。
ゴールに向けて一緒に進んでいく一体感、他には真似できないパートナーシップは、やまぎんならではです。きっと、日本一のベンチャーキャピタル(積極的な投資組織)になっていくのだと思っています。

ヤマガタデザイン株式会社 代表取締役山中 大介 様

SHOP INFO

SUIDEN TERRASSE

  • 鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
  • 050-1745-9721
  • なし

育児中の行員からMESSAGE

人事総務部 人事企画グループ 副調査役

大沼龍也Tatsuya Onuma

2007年入行/法学部法学科卒業

当行では新卒採用業務および中途採用業務をメインに、いわゆる「人事」の仕事をしています。採用活動を通して、採用した「学生」が入行後「大人」になり、「銀行員」へと成長していく姿を、身近に感じられるのは、この仕事ならではのやりがいですね。
そんな私も家では子育て真っ最中のお父さん。当行は「働き方改革」により、以前にも増して残業が少ないうえ、「育児休暇」「育児休職」も取りやすいため、男女問わず、子育て世代にとって働きやすい職場になっていると思います。
また、山形は地域資源もとても豊か。家族と、特に子どもと一緒に暮らすには魅力的な地域だと感じています。当行が一緒に取り組んだプロジェクトやスポットも豊富。ヤマガタデザインによる“超”児童館「キッズドームソライ」もその一つです。就職活動は、「何の仕事をするか」に加えて、「どこ(地域)で生きていくか」も視野に入れて考えてみてくださいね。

村山エリア

村山エリア

世界に通じる技術力でくらしを華やかに

山々に囲まれ、山寺や御釜など、多彩なスポットがそろうエリア。
個性的な温泉や、ご当地グルメも魅力です。

置賜・最上エリア

置賜・最上エリア

由緒ある古社と豊かな食文化を訪ねて

置賜は米沢藩の上杉氏が治めた城下町を中心とするエリア。
史跡・温泉めぐりやワイナリーの人気が高まっています。
最上は歴史ある温泉地に恵まれ、雄大な自然が残るエリア。
芭蕉ゆかりの地や、最上川舟下りが有名です。