山形銀行 ディスクロージャー誌 2017
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07業績ハイライト〈やまぎん〉のCSR業務サービスのご案内組織とネットワーク対処すべき課題と取り組み状況頭取メッセージ 全国の地方創生の動きに先行して、平成24年7月から「山形成長戦略推進プロジェクト」を立ち上げ、新たなビジネスの創造による、地域経済の活性化に主体的に取り組んでまいりました。 また、平成26年12月の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の閣議決定を受けて、県および市町村が策定する「地方版総合戦略」の策定支援や推進への協力、さらに地域における金融機能の高度化に向け、平成27年3月「やまがた創生会議※」を新設し、対応を強化してまいりました。 今後は「事業展開」の段階へと移行している地方創生への取り組みについて、戦略実行による地域経済活性化の実現を推し進めるべく、引き続き全行挙げて「地方創生」への取り組みを強化してまいります。産業・金融一体となった総合支援体制の確立「やまがた創生会議」山形銀行地域企業地方自治体ライフステージごとの経営課題創業・起業→新興・成長→成熟→成長鈍化→再生・再編地方版総合戦略の策定と実施●PDCAサイクルの確立 ●KPIの設定による評価 ●個別事案への参画・支援事務局:営業支援部総合企画部山形成長戦略推進室各営業店長産学官金言労の連携「連携の輪」(地域企業応援パッケージの確立)問題の共有・情報提供・会議参画・提案活動・具体的な活動山形成長戦略プロジェクトの推進金融仲介機能のベンチマークを活用したPDCAサイクル金融仲介機能の質の向上に向けた取り組み本業支援の強化取引先の成長・発展に資する本業支援を強化するとともに、本業支援に対応できる人材を育成する経営改善支援の強化ライフステージに応じた経営改善支援、事業再生支援を強化し、取引先の事業継続や地域内雇用の維持に貢献する事業性評価に基づく融資の実践担保・保証に過度に依存しない事業性評価を重視した融資を実践し、地域金融の円滑化を図る地域の収益基盤を確立し成長発展質の高い金融仲介機能の提供成長力の強化生産性の向上経営改善事業再生経済の活性化GDPの維持金融の円滑化雇用の維持山形銀行地 域お取引先「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への取り組み金融仲介機能の質の向上に向けた取り組み●地域内の人口減少や経済縮小が懸念されるなか、地域金融機関には、お取引先および地域の成長力強化や生産性向上のため、より質の高い金融仲介機能の提供が求められております。●当行は「金融仲介機能のベンチマーク」を積極的に活用しながら、金融仲介機能の質を高め、さらなる地域の成長・発展に貢献してまいります。※「やまがた創生会議」:常務以上の全役員と関係部長が参加する会議を四半期毎に開催し取り組み状況を確認するとともに、今後の方向性を指示※金融仲介機能のベンチマークとは…金融機関における金融仲介機能の発揮状況を客観的に評価できる多様な指標のこと。全ての金融機関が金融仲介機能の取り組みの進捗状況や課題等を客観的に評価するために活用可能な「共通ベンチマーク」と、各金融機関が自身の事業戦略やビジネスモデル等を踏まえて選択できる「選択ベンチマーク」によって構成されている。加えて、金融機関において金融仲介の取り組みを自己評価するうえで、より相応しい独自の指標を「独自ベンチマーク」として活用することも歓迎されている。

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