山形銀行 ディスクロージャー誌 2017
15/54

13業績ハイライト〈やまぎん〉のCSR業務サービスのご案内組織とネットワーク対処すべき課題と取り組み状況頭取メッセージインキュベーションパークの構築(米沢・飯豊モデル)ヘルスツーリズムシティの構築(上山モデル)インキュベーションパークの構築(鶴岡モデル)新たな地域価値創造に向けて~地方創生個別事案への対応~ 山形大学工学部では有機エレクトロニクス部門をはじめとして、有望な事業化シーズに基づきさまざまな実証実験が進められております。 当行は同大学や米沢市との連携協定に基づき企業進出につながる共同研究のマッチングや企業誘致に向けた取り組みを進めており、平成25年6月からは、産業創出の動きを加速化すべく、同大学蓄電デバイス部門に人員を派遣し、主体的な活動を行っております。 こうした取り組みは、隣接する飯豊町へと波及し、平成28年1月には、同町、同大学との三者間連携協定を締結のうえ、蓄電関連産業の集積地形成を目指す「飯豊電池バレー構想」への取り組みを始めております。また、同年7月には、山形大学発ベンチャー企業「株式会社飯豊電池研究所」の設立に参画のうえ、代表者に現役行員を派遣し、立ち上げ当初の経営体制の確立等を支援するとともに、関連宿泊施設の整備など、新たなまちづくりに向けた取り組みをさまざまな視点から支援しております。 上山市では、平成20年度より「上山型クアオルト事業」(クアオルト:ドイツ語で温泉保養地を意味する)による健康を軸としたまちづくりを進めております。これらの取り組みは、当行の考えるヘルスツーリズムシティの概念に近く、平成24年12月の連携協定締結を皮切りに、平成25年4月からは人員を派遣のうえ、地元企業等との連携による「彩食健美ツアー」(オリジナル企画)の運営や温泉健康施設整備事業への支援などを通じて、積極的な活動を展開しております。 また、地域資源である良質なワイン用ぶどうに着目したワイン活性化プロジェクトでの活動をきっかけとして、同市では恒例となった「ワインバル」の開催や県内では初となる「ワイン特区」取得、オリジナルワイン開発やワインツーリズムの企画・立案等、交流人口拡大による地域活性化と産業創出に向けた取り組みを支援しております。 山形県、鶴岡市、慶應義塾大学先端生命科学研究所(以下、先端研)と連携し、バイオサイエンスパークの構築に向けた取り組みを行っております。 同パークでは、先端研を中心に、Spiber株式会社やヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社、株式会社メタジェン等有望なベンチャー企業が立ち上がるなど、バイオ関連産業の集積による世界的研究拠点となることが期待されます。 また、こうした動きは新たなまちづくりの動きへと発展し、現在、YAMAGATA DESIGN株式会社により、複合宿泊施設の建設を中心に新たな研究都市整備に向けた取り組みが進められております。当行は、地元金融団の協調体制構築を主導するなど、地方創生のモデルの一つと位置付けられる本取り組みを積極的に支援しております。 地方創生に向けた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく自治体からの支援要請に積極的に対応しております。高畠町では、「熱中小学校プロジェクト」によるU・Iターンの促進や起業家等人材育成への取り組みを支援しているほか、川西町では「生涯活躍のまちづくり」に関する基本構想、基本計画の策定を支援するとともに、協働のまちづくりの中核となる「メディカルタウン」形成に向けた取り組みを支援するなど、新たな地域価値創造に積極的に取り組んでおります。飯豊町産業創造まちづくりシンポジウムオリジナルワインラベル貼付イベント建設予定の宿泊複合施設「NPO法人はじまりの学校」との連携協定

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です