山形銀行 ディスクロージャー誌 2016
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06地域の状況地域密着型金融の取り組み (概要)地域密着型金融における重点事項地域のみなさまとともに [地域経済・社会の発展のための取り組み] 山形県は、東北のなかでは5番目となる112万人の経済規模を有しております。県都・山形市を中心とする村山地域、県南の置賜地域、県北の最上地域、唯一海に面する庄内地域と、4地域がそれぞれ特色のある経済文化圏を形成しております。また、山形市と、東北最大の都市である宮城県仙台市は、県都が県境を挟んで隣接する位置関係にあります。両地域間の活発な交流は「仙山圏交流」と呼ばれ、相互発展的な経済文化を生み出しております。 東日本大震災以降、日本海側の交通インフラ整備の重要性が改めて認識され、県内では高速道路の整備や、空港の路線拡充等が進められております。  産業面では、コメをはじめ、日本一の生産量を誇るさくらんぼ、ラ・フランス(洋なし)などに代表される農業、エレクトロニクス関連を基幹とする製造業に特色があります。伝統産業から続くものづくり精神を受け継ぐ勤勉な人材が多く、いずれの分野においても品質の高さに定評があります。 しかしながら、県内は全国に先がけて高齢化が進み、地域の持続的な発展に向けた取り組みが不可欠となっています。農業を起点とする6次産業化、再生可能エネルギーの活用、地域資源を生かした観光振興、研究機関との連携による先端研究の応用といった取り組みが各地で活発に行われております。地域密着型金融は、地域経済を金融面から活性化させるための取り組みであり、地域との連携・協力体制により、お客さまと地域経済、そして地域金融機関がともに発展することを目指しております。当行は、第18次長期経営計画においても「地方創生(地域の成長)」を柱の一つに掲げ、重点課題の一つである「地域価値創造」に取り組んでまいります。お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(1)創業・新事業開拓の支援 (2)成長段階における支援 (3)経営改善・事業再生の支援 (4)事業承継の支援地域の面的再生への積極的な参画地域や利用者のみなさまに対する積極的な情報発信123〈やまぎん〉のCSR地域密着型金融(共存共栄)地方創生地域社会全体の持続的な発展お客さまの付加価値向上当行の収益力・存在価値向上成長産業の育成地域貢献雇用の維持・創出経済活性化本業支援・取引拡大

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