山形銀行 ディスクロージャー誌 2016
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02 平素より山形銀行をお引きたていただきまして、誠にありがとうございます。 さて、当期におけるわが国経済は、前半には緩やかな持ち直しの動きもみられましたが、年央以降は、海外経済の減速などの影響から、回復の動きに足踏み感が広がりました。県内経済につきましても、全国と同様に年央以降は、消費や投資の弱さが目立ち、停滞感が強まりました。 一方、地域金融機関においては、有力地銀同士の経営統合が加速し、将来を見据えた戦略的な再編の動きが進展するなど、競争環境は一層激化することが予想されます。さらに、日本銀行による「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」政策の導入により、低金利の長期化が懸念され、収益構造の改革が急務となっております。 このような環境のもと、当行は第18次長期経営計画で取り組む「収益構造の改革」や「労働生産性の向上」などの構造課題を一つ一つ解決し、質の高い金融サービスの提供を行ってまいります。また、社会的要請が増すコーポレートガバナンス・コードやスチュワードシップ・コードなどにも積極的に対応し、経営管理体制の強化を図ることで、銀行経営の透明性向上にも努めてまいります。 本年4月、当行はみなさまからの長年にわたるご支援のもと、創立120周年を迎えることができました。あらためて感謝申しあげます。当行は、「山形の発展に『責任』を持つ銀行」として、地方創生を主体的にリードし、ブランドメッセージ「夢のとなりに。」に込めた想いのもと、みなさまの夢の実現をお手伝いし、地域に根差した金融機関として、絶対的な存在価値を高めてまいりたいと考えております。 みなさま方には、引き続き温かいご支援と変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。取締役頭取山形銀行の目指す姿頭取メッセージ

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