山形銀行 ディスクロージャー誌 2016
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13業績ハイライト〈やまぎん〉のCSR業務サービスのご案内組織とネットワーク対処すべき課題と取り組み状況頭取メッセージ 上山市では、平成20年度より「上山型温泉クアオルト事業」(クアオルト:ドイツ語で健康保養地を意味する)による健康を中心としたまちづくりに取り組み、「クアオルト健康ウオーキング」などを推進してきました。現在は、観光資源への活用、食・農業などの産業振興に広げる新たな活動を展開しております。 これらの取り組みは、当行が考えているヘルスツーリズムシティの概念に近いものであり、平成24年12月、上山市と「クアオルト構想の実現に向けた連携・協力に関する協定」を締結し、上山市が新たに立ち上げた「上山型温泉クアオルト構想」について積極的に支援しております。 高齢化の進展により高まるヘルスケアニーズへ対応した上山市の取り組みは、山形県の新たな地域活性化策の一つであり、当行では、ヘルスツーリズムを指向した独自企画「かみのやま彩食健美ツアー」による行政と民間企業の橋渡し、観光客誘致活動等に取り組んでおります。また、地域資源であるワイン用ぶどうに着目した「かみのやま産ワイン活性化プロジェクト(平成25年8月スタート)」の活動をきっかけとして、平成26年7月に「やまがたワインバル2014 inかみのやま温泉」の開催を支援、以後毎年ワインを主体とする各種企画に協力するなど、地域振興への取り組みを支援しております。ヘルスツーリズムシティの構築クアオルト構想うるおい環境プロジェクトかみのやまの食のブランド化プロジェクトクアオルトウオーキング3万人プロジェクト楽しくいきいき健康プロジェクトワクワク温楽城下町プロジェクト連携協定の締結山形銀行上山市やまがたワインバル2015 in かみのやま温泉ヘルスツーリズムシティの構築(モデル地区:上山市)山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター彩食健美さあ健康美人をはじめよう。©(一社)上山市観光物産協会かみのやま彩食健美ツアー2016 ガイドブック●主催/ヘルスツーリズム実行委員会 ●企画・協力/山形銀行●後援/上山市観光物産協会・上山市温泉クアオルト協議会かみのやまツアー2016KAMINOYAMA SAISHOKUKENBI TOUR 2016│健│康│再│発│見10組20名様限定ツアー各回「かみのやま彩食健美ツアー」ガイドブックインキュベーションパークの構築研究開発型企業の集積 新産業および雇用の創出企業誘致支援県外資本誘致企業立地支援県内企業立地支援起業支援大学発ベンチャー資金供給ファンド・助成金ビジネス誘致共同研究提案山形大学工学部慶應義塾大学先端生命科学研究所山形県鶴岡市米沢市・飯豊町山形銀行学術機関インキュベーションパークの構築(モデル地区:鶴岡市、米沢市・飯豊町) 当行は、山形県における二大研究拠点、山形大学工学部(米沢市)および慶應義塾大学先端生命科学研究所(鶴岡市、以下先端研)を中心として研究開発型企業を集積させるプロジェクトに取り組んでおります。 山形大学工学部では有機エレクトロニクス部門をはじめとして、有望な事業化シーズによる数々の実証実験が進められており、今後の企業集積が期待されます。 一方、先端研は、世界最先端のバイオテクノロジーの研究施設であり、大手企業との共同研究が多数行われているほか、合成クモ糸で有名なSpiber株式会社や、世界最先端のメタボローム解析技術を持ち、山形県庄内地方で唯一の上場企業であるヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会山形大学、飯豊町と連携・協力協定を締結社等の有力ベンチャー企業が立ち上がっております。 地公体との連携においては、平成26年7月に米沢市と「企業誘致と産業振興に係る連携・協力に関する協定」を締結し産業拡大に取り組んでいるほか、平成28年1月には、飯豊町および山形大学との間で地域発展に係る連携・協力協定を締結し、蓄電デバイス拠点立ち上げを支援するなど、地域経済の活性化、新産業創造に向け、具体的な活動を展開しております。 今後も「産学官金」連携のもと、研究開発拠点を中心とする企業誘致活動や、先端技術を活用した事業化の支援などを通じて、インキュベーションパークの構築に取り組んでまいります。

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