山形銀行 ディスクロージャー誌 2016
14/54

12 また、平成27年6月には、株式会社きらやか銀行、鶴岡信用金庫、大和PIパートナーズ株式会社と共同で「山形創生ファンド投資事業有限責任組合」を組成し、「サイエンスパーク構想(山形県鶴岡市)」における「まちづくり」を支援する目的で「YAMAGATA DESIGN株式会社(山形県鶴岡市:代表 山中大介氏)」に対し、優先株による出資を行いました。慶應義塾大学先端生命科学研究所 当行は、通常の融資業務に加え、リスクマネーの提供を通して幅広い金融支援を実施し、地域経済の活性化に取り組んでおります。 平成25年1月には、野村リサーチ・アンド・アドバイザリー株式会社と共同で、「やまがた地域成長ファンド投資事業有限責任組合」を組成しました。当ファンドは、山形に成長をもたらすベンチャー型企業等への投資など、地域経済の持続的成長に貢献することを目的とするもので、平成28年3月まで累計385百万円の投資を行っております。 〔主な投資先〕 ・Spiber株式会社:次世代バイオ繊維「合成クモ糸」の開発  (山形県鶴岡市:代表 関山和秀氏) ・アプリザイム株式会社:微生物を利用したPCB無害化  ※山形大学発ベンチャー(山形県米沢市:代表 新國時生氏) ・Zメカニズム技研株式会社:「Zメカニズム」という力学的、独創的技術開発(山形県米沢市:代表 吉澤 匠氏)「山形成長戦略」の活動目的総合企画部山形成長戦略推進室銀行の通常業務から完全に切り離した専担者6名を配置山形成長戦略プロジェクト山形県内の地域資源を活用し、これまでにない新産業を創出する。1新産業の創出により県内の雇用を拡大させる。2地域の将来を支える産業・企業をサポートする。334512製造業の復興ヘルスケアビジネスの創出食料ビジネスの拡大全東北での産業復興将来不安の解消等山形県で大きなウエイトを占める製造業の維持・発展国内、山形県内で進行する高齢化社会に対して、農業・観光のアセットを活用グローバルでの人口爆発に対して、今後想定される食料争奪戦を見据えた“食”産業の育成被災地だけにとどまらず、東北全体が協力することによる復興の実現県民の暮らしをサポートし、将来の生活不安を解消する目指す姿〈仮説〉「やまがた地域成長ファンド」と「山形創生ファンド」「山形成長戦略」への取り組みについて地域の面的再生への積極的な参画成長に向けたリスクマネーの提供 当行では、第17次長期経営計画において、重点課題の一つとして掲げた「地域価値の創造」の実現に向け、「地方創生」の先行的な取り組みとして「山形成長戦略プロジェクト」を立ち上げ、平成24年7月より総合企画部内に5名のメンバーによる「山形成長戦略チーム(TRY=Team Rising Yamagata)」を設置し、銀行の通常業務からは完全に切り離した活動を展開してまいりました。 平成27年4月からは、第18次長期経営計画において掲げる「山形県の発展に責任を持つ」という考えのもと、チームを「山形成長戦略推進室」に格上げするとともに、平成28年4月には、取り組みの加速化、活動の一層の深化に向け、人員を増員しさらなる推進体制の強化を図っております。今後も、地域資源を生かした新産業の創出等により山形県経済の活性化に主体的に取り組んでまいります。〈やまぎん〉のCSR次世代バイオ繊維で作られたドレス

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です