山形銀行 ディスクロージャー誌 2015
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06〈やまぎん〉のCSR◆地域の状況◆地域密着型金融の取り組み (概要)◆地域密着型金融における重点事項地域のみなさまとともに [地域経済・社会の発展のための取り組み] 山形県は、南東北に位置し、東北のなかでは5番目となる113万人の経済規模を有しております。山形県の地域経済は、一極集中型というよりも多極分散型に近く、県都・山形市を中心とする村山地域、県南の置賜地域、県北の最上地域、唯一海に面する庄内地域と、4地域がそれぞれ特色のある経済文化圏を形成しております。 また、山形市と、東北最大の都市である宮城県仙台市は、県都が県境を挟んで隣接する位置関係にあります。両地域間の活発な交流は「仙山圏交流」と呼ばれ、相互発展的な経済文化活動を生み出しております。また、東日本大震災以降は、日本海側の交通インフラ整備の重要性も明らかとなり、県内においては、東北中央自動車道などの高速道路の整備や、空港の路線拡充が進められております。  産業面では、コメをはじめ、日本一の生産量を誇るさくらんぼ、ラ・フランス(洋なし)などに代表される農業のほか、エレクトロニクス関連を基幹とする製造業に特色があります。伝統産業から連綿と続くものづくり精神を受け継ぐ勤勉な人材が多く、いずれの分野においても品質の高さに定評があります。 しかしながら、県内は全国に先がけて高齢化が進展しており、経済活力の創出に向けた取り組みは不可欠となっております。農業を起点とする6次産業化や、日本の四季を満喫できる豊かな自然環境を生かした観光の振興、県内研究機関との連携による先端研究の応用などによって、次世代を担う新産業を確立すべく、意欲的な取り組みが目立っております。地域密着型金融は、地域経済を金融面から活性化させるための取り組みであり、地域との連携・協力体制により、お客さまと地域経済、そして地域金融機関がともに発展することを目指しております。当行は、第18次長期経営計画においても「地方創生(地域の成長)」を柱の一つに掲げ、重点課題の一つである「地域価値創造」に取り組んでまいります。お取引先企業に対するコンサルティング機能の発揮(1)創業・新事業開拓の支援 (2)成長段階における支援 (3)経営改善・事業再生の支援 (4)事業承継の支援地域の面的再生への積極的な参画地域や利用者のみなさまに対する積極的な情報発信123● 地域密着型金融(共存共栄) ●

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