山形銀行 ディスクロージャー誌 2015
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02 平素より山形銀行をお引きたていただきまして、誠にありがとうございます。 さて、昨年度のわが国経済は、消費税率引き上げの影響から、年度前半は停滞感が強まりましたが、アベノミクスによる景気下支えが持続するなか、後半にかけては持ち直しの動きが強まりました。 県内経済は、全国と同様に消費税率引き上げの影響などから一部では弱い動きが続き、概ね横ばいの動きにとどまりました。また、山形県の人口減少が全国平均を上回るスピードで進展していることを鑑みますと、県内に本店・本部を置く唯一の銀行として、地域経済の活性化に果たすべき役割や責任は一層重要性が増しているものと認識しております。 一方、地域金融機関においては、経営環境が一段と厳しさを増すなか、有力地銀同士の経営統合や連携が進むなど、旧来の枠組みを越えた動きが活発化しております。このような環境のもと、当行が地域経済の活性化という役割を担っていくためには、前長期経営計画(第17次長計経営計画)から継続して取り組んでいる、「収益構造の改革」や「労働生産性の向上」などの構造課題を一つ一つ解決し、質の高い金融サービスの提供を行っていく必要があります。 今年度、当行は第18次長期経営計画「〈やまぎん〉イノベーション・プランⅢ」をスタートさせました。本長計は、10年先を展望したうえで、『山形の発展に「責任」を持つ銀行』として、新たな産業の育成や雇用の創出等を通じ、地方創生を主体的にリードしていくとともに、自らの経営基盤を拡大し、地域に根差す金融機関としての絶対的な存在価値を高めてまいりたいと考えております。 みなさま方には、引き続き温かいご支援と変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。取締役頭取山形銀行の目指す姿頭取メッセージ

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